2018年8月21日から8月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2018年8月の新刊 下」を掲載しました。
今回注目するのは、集英社文庫から刊行される、奥山景布子(おくやまきょうこ)さんの『すててこ 寄席品川清洲亭 二』です。
清洲亭に幽霊が出た? 弁慶師匠が頑なに弟子を取らない理由とは。そして女義太夫が乗り込んできて──。
第1作『寄席品川清州亭』は、笑いありハラハラドキドキありの人情時代小説です。
幕末の品川宿を舞台に、落語好きが高じて寄席の開業を思い立つ大工の棟梁秀八と団子屋を切り盛りするその女房おえいの二人を中心に、ひと癖ある芸人たちと繰り広げられる寄席繁盛記が面白かったです。その第2弾で本作も楽しみにしています。
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『すててこ 寄席品川清洲亭 二』(奥山景布子・集英社文庫)
『寄席品川清洲亭』(奥山景布子・集英社文庫)(第1作)