千野隆司さんの文庫書き下ろし時代小説、『おれは一万石 一揆の声』(双葉文庫)を入手しました。
下総国高岡藩一万石の世子・井上正紀が、小藩の藩政に奮闘する「おれは一万石」シリーズ第6作です。
正義感と人情に厚い、若殿・正紀が持ち前の行動力で、今回の危機をどのように乗り越えるのか、大いに楽しみです。
米の不作、凶作が伝えられるなか、ついに百姓一揆が勃発した。高岡藩も例外ではなく、年貢率と貸米の交渉のため、大勢の百姓が代官所へ詰めかける騒動が起こり、対応を誤ったことから、百姓一揆へと発展した。武力で百姓一揆を鎮圧するのは容易いが……。
著者の千野さんは、本シリーズと「長谷川平蔵人足寄場」(小学館文庫)シリーズで、第7回歴史時代作家クラブ賞「シリーズ賞」を受賞されています。
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『おれは一万石 一揆の声』(千野隆司・双葉文庫)