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松江藩の兵学者・覚山が、深川の小町娘の死の謎を解く

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蓬莱橋雨景 九頭竜覚山 浮世綴(二)講談社文庫の新刊、荒崎一海(あらさきかずみ)さんの文庫書き下ろし時代小説、『蓬莱橋雨景 九頭竜覚山 浮世綴(二)』を入手しました。

出雲国松江藩松平家お抱えの兵学者で、門前仲町で町の用心棒を務める、九頭竜覚山(くずりゅうかくざん)が活躍する、シリーズ第2弾です。

深川の大店両替屋の娘が蓬莱橋から身を投げた。日本橋の両替屋との祝言を控えた評判の小町娘だった。その夜、二件の押込み強盗があり、独り暮らしの妾と質屋の七名が殺されたと、九頭竜覚山は北町奉行所の柴田喜平次から聞く。覚山は、雨の夕刻、大店の娘がひとりでいたのが気にかかった。

前作『門前仲町』で複雑に入り組んだ事件を、見事に解決した覚山。今回はどのようなお手並みを見せるか、とても楽しみです。

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『蓬莱橋雨景 九頭竜覚山 浮世綴(二)』(荒崎一海・講談社文庫)
『門前仲町 九頭竜覚山 浮世綴(一)』(荒崎一海・講談社文庫)