2018年5月11日から5月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2018年5月の新刊 中」を掲載しました。
今回注目しているのは、祥伝社文庫の新刊です。
辻堂魁さんの『修羅の契り 風の市兵衛 弐』が刊行されます。
病弱の妻の薬礼を得んがため人斬りに身をやつした信夫平八。断腸の想いで平八を刀にかけた唐木市兵衛は、彼の忘れ形見、小弥太と織江とともに新しい生活を始める。日々、絆を深くする市兵衛と子どもたち。そんな中、岡っ引の文六、お糸夫婦が寝込みを急襲された。さらに、幼い兄妹が行方不明に……。
シーズン2に入った「風の市兵衛」シリーズの第2弾です。
小弥太、織江に、卑劣な魔の手が迫、子どもたちを奪還するために、市兵衛は死地へと向かいます。
「修羅の契り」という言葉がいろいろなイメージを掻き立て、妄想が膨らみます。
「風の市兵衛」のテレビドラマも楽しみです。
土曜時代ドラマ「そろばん侍 風の市兵衛」は、NHK総合テレビで、2018年5月19日(土)18時05分スタート。
全9回で、原作の1巻から3巻までを映像化するようです。
向井理さんが唐木市兵衛を演じます。
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『修羅の契り 風の市兵衛 弐』(辻堂魁・祥伝社文庫)
『風の市兵衛』(辻堂魁・祥伝社文庫)