2018年2月21日から2月28日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2018年2月の新刊 下」を掲載しました。
今回取り上げるのが、角川文庫です。
新美健さんの『焔の剣士 幕末蒼雲録』は、狂瀾怒涛の幕末に、京都島原遊郭に育ち、生まれながらに人を斬る術を身に付けた美少年・椿が活躍する『幕末蒼雲録』シリーズの第2弾です。
激動の幕末。南朝の皇子との噂がある美貌の剣鬼・椿は、新撰組や西郷吉之助から、倒幕の駒として狙われていた。そんな中、椿の元に遊女志望の女、早咲がやってくる。彼女は色気もなく芸事もできないが、抜群の剣の腕を持っていた。一方、“人斬り”の河上彦斎は、長州兵を攻め込ませるため二条城を燃やそうとしていた。椿と早咲はそれを阻止するため、現地へ向かう……。
「峰隆一郎の遺伝子を継ぐ幕末剣鬼伝、シリーズ第2弾!」というキャッチコピーに惹かれました。
峰さんは、「人斬り弥介」シリーズ、「柳生十兵衛」シリーズなどを持つ、ハードボイルドタッチの時代小説の作家です(隆慶一郎さんと間違えて本を買ってしまったことがあります)。
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『幕末蒼雲録』(新美健・角川文庫)
『焔の剣士 幕末蒼雲録』(新美健・角川文庫)
『人斬り弥介 その一』(峰隆一郎・集英社文庫・Kindle版)