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維新最大の功労者は「反逆者」に。知られざる西郷の後半生とは

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西郷隆盛の明治歴史家の安藤優一郎さんの、『西郷隆盛の明治』が洋泉社より刊行されました。
2018年放送予定のNHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」で注目を集める、西郷隆盛の知られざる明治維新以降の激動の10年を追う歴史読み物です。

 西郷には二つの顔がある。維新の功臣、そして明治の賊臣という顔だ。
 徳川家を朝敵に転落させた討幕、そして明治維新最大の功労者だったにもかかわらず、十年後の西南戦争では逆に朝敵に転落して追討の対象となる。
 いったい、西郷の人生の岐路はどこにあったのか。
 以下、維新実現後の十年間の人生を追いかけることで、知られざる西郷の戦いを解き明かす。
(『西郷隆盛の明治』P.20「プロローグ なぜ西郷は江戸城総攻撃を中止したのか」より)

本書では、西郷隆盛は、明治政府で何をしたのか、政府入りせずに薩摩藩に戻ったのはなぜか、大久保利通と訣別したのはなぜか、西南戦争を起こしたのはなぜかなど、維新以後の西郷を追います。維新最大の功労者はいかにして「反逆者」になったのか。西郷は何を考えて、何を思って死んでいったのかを明らかにしていきます。

大河ドラマ「西郷どん」の主人公の実像を知ることができる一冊です。
著者には、西郷と協力して江戸城無血開城の偉業を成し遂げた人物の後半生を読み解く、『勝海舟の明治』があります。明治維新から150年にあたる節目の年、2018年に向けて、激動の時代を理解するのも、大切なことと思われます。

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『西郷隆盛の明治』
『勝海舟の明治』