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「街道」をカギに、日本史の20の謎を読み解く歴史読み物

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「街道」で読み解く日本史の謎歴史家の安藤優一郎さんの歴史読み物、『「街道」で読み解く日本史の謎』がPHP文庫より刊行されました。

なぜ鎌倉は「武家の都」として繁栄したのに、その後、顧みられなくなったのか。どうして小田原は、放生氏が滅亡しても江戸時代に栄えたのか。そのカギとなるのが「街道」だ。本書は、人の往来や物流の大動脈であり、歴史の分岐点ともなった街道の役割に注目して、日本史の20の謎に新たな光を当てるもの。

20の謎とは、以下のようなものです。

・なぜ品川は、江戸・東京の「玄関口」であり続けるのか?
・なぜ街道から離れた小村が、「巨大都市」横浜に変貌したか?
・なぜ鎌倉は「戦場の古都」となり、表舞台から消えたのか?
・なぜ北条氏が滅亡しても、小田原は「戦略拠点」だったか?
・なぜ関所のある江戸時代に、「観光大国」が誕生したか?

本書では、街道と歴史の関係性を踏まえながら、街道から見えてくる日本史の謎に迫ります。関東と関西を結ぶ三つの道、東海道・中山道・北陸道を中心に、東国各地を走る街道に焦点を当てています。三道のほかに、鎌倉街道、甲州街道、日光例幣使街道、三国街道、秋葉街道、善光寺街道、塩街道、美濃街道、北国脇往還、朝鮮人街道……。

日本史の「なぜ」を、「街道」をキーワードに、豊富な写真を交えてわかりやすい語り口で解説していきます。歴史通になれる一冊です。

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『「街道」で読み解く日本史の謎』