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新宿歴史博物館で、信州高遠藩の歴史と文化を学ぶ

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新宿区立新宿歴史博物館(最寄り駅:四谷三丁目駅または曙橋駅)で開催されている特別展示「信州高遠藩 歴史と文化」に行ってきました。新宿区が長野県高遠町と友好提携して30年、高遠町が合併した伊那市と友好提携を結んで10周年を記念しての展示です。

●新宿区・伊那市友好提携10周年記念特別展「信州高遠藩 歴史と文化」
期間:平成28年9月18日(日)~11月20日(日)
休館日:9月26日(月)、10月11日(火)、10月24日(月)、11月14日(月)
開館時間:9時30分から17時30分
会場:新宿区立新宿歴史博物館
観覧料:一般300円

新宿という地名の由来である「内藤新宿」は、甲州道中にできた宿場で、江戸時代に信州高遠藩内藤家の江戸屋敷から来ています。内藤家は三万石の小藩ながら、藩祖の内藤清成が家康から、現在の新宿御苑にあたる広大な土地を拝領し、幕末まで保有していました。

信州高遠藩は、保科家(二代)に始まり、鳥居家二代を間に挟み、内藤家八代(幕末まで)が藩主をつとめてきました。特別展では、歴代藩主「保科家」「鳥居家」「内藤家」を中心に、歴史と文化を紹介しています。養子による継承が続いた内藤家の藩主たちがそろって画才に恵まれていて、高い技量が伝わる作品も展示されていて興味深かったです。

高遠藩というと、絵島の配流先として歴史に登場するほか、徳川家光の異母弟の保科正之が二代藩主をつとめたことでも知られています。正之の生涯を描いた、『名君の碑 保科正之の生涯』(中村彰彦著・文春文庫)を読み返してみたくなりました。伊那市観光協会には、「名君 保科正之公の大河ドラマをつくる会」があって、新宿歴史博物館でも署名運動を行っていました。

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『名君の碑 保科正之の生涯』(中村彰彦著・文春文庫)
平岩弓枝作「絵島の恋」~『大奥華伝 歴史・時代アンソロジー』(縄田一男編・角川文庫)

新宿歴史博物館

名君 保科正之公の大河ドラマをつくる会