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平賀源内、長屋の仲間たちと偽物作りの一味を追い詰める

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平賀源内江戸長屋 颱風秋晴福原俊彦さんの、『平賀源内江戸長屋 颱風秋晴(たいふうしゅうせい)』が徳間文庫より刊行されました。江戸のマルチ才人・平賀源内が長屋の仲間たちと難事件を解決する、「平賀源内江戸長屋」シリーズ第3作です。

平賀源内は元讃岐藩士だが、家督を妹婿に譲り、江戸へ出て神田の長屋で自由気ままに暮らしている。ある日、源内の名を騙った粗悪な櫛や簪が出回り、それを買った女たちから、苦情が殺到した。憤慨した源内は、同じ長屋に住む岡っ引きの娘・お祥や大工たちの協力を得て、真相を解明するため奔走するが、犯人が見つからず……。

主人公の平賀源内は、本草学を修め研究の傍ら、戯作を書くなど幅広く活躍しています。本書では、その高名ぶりが仇となって、偽の源内印の粗悪な小間物が出たことから、源内自身が事件に巻き込まれます(第1話「源内印騙りの騒動」)。ほかに、「源内弟子入りの騒動」「吉原女郎かぐや姫の一件」の全3話収録。源内と同じ「変人長屋」に住む仲間たちとのやり取りも本書の楽しみの一つです。

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『平賀源内江戸長屋 春風駘蕩』(第1作)
『平賀源内江戸長屋 青嵐薫風』(第2作)
『平賀源内江戸長屋 颱風秋晴』(第3作)