中村朋臣(なかむらともおみ)さんの文庫書き下ろし時代小説、『闇斬り二天の用心棒』が宝島社文庫より刊行されました。「二天の用心棒」シリーズの第3弾です。
幕府に対して謀叛を企む闇勢力の首魁「闇の顔役」と戦い続ける浪人・伊吹左兵衛。その左兵衛の前に闇の剣客が現れた。左兵衛必殺の二刀をなんなくかわす剣客に命を狙われながらも、左兵衛は旧藩を食い物にしようとする「闇の顔役」に最後の戦いを挑む……。
作者の中村さんは1973年埼玉県生まれで、『北天双星』で第12回歴史群像大賞優秀賞受賞。前田慶次郎を主人公にした『怒濤の慶次』で文庫書き下ろしデビューし、「二天の用心棒」シリーズで注目される新進気鋭の時代小説家です。
シリーズの主人公・伊吹左兵衛は、藩主に将来を期待されながら、藩主と養父である家老が殺され、国を追われる。虚無的になった左兵衛は用心棒となり無頼の生活を送るが、江戸で謀叛を企む闇勢力に巻き込まれていきます。
「おれの二刀を見たら死ぬぜ」の決め台詞とともに、左兵衛がふるう二刀流の剣が冴える、剣戟シーンが圧巻の「人斬り左兵衛」シリーズ三部作の完結編です。
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『人斬り左兵衛二刀流 野晒の剣』
『最強二天の用心棒』
『闇斬り二天の用心棒』
『怒濤の慶次』