西本雄治(にしもとゆうじ)さんの文庫書き下ろし時代小説、『やっとうの神と新米剣客』が白泉社招き猫文庫より刊行されました。
若き剣客・瀬川俊一郎は、神社で出会った剣術を司る「やっとうの神」と名乗る少女・鈴に気に入られ一緒に暮らすはめになる。やがて鈴が本物の神だと知り、将軍暗殺を企む戦神・威風に共に立ち向かう。人の役に立ちたいという願いを持つ鈴、剣にすべてを賭ける俊一郎。神と人との絆を描くファンタジック時代小説。
本作は、白泉社招き猫文庫が主催する、「第1回招き猫文庫時代小説新人賞」で、大賞を受賞しました。あさのあつこさんと冲方丁さんが審査員をつとめています。
17歳の若き剣客と少女のような神というコンビがフレッシュで、スケール感もあって、この賞の受賞作にふさわしい作品。ページを繰るのが楽しみです。
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『やっとうの神と新米剣客』