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人情家の筆頭老中が江戸の悪を成敗する、シリーズ第2弾

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泣き虫老中 遠山備前 上意討ちいずみ光さんの『泣き虫老中 遠山備前 上意討ち』がコスミック・時代文庫より刊行されました。シリーズ第2弾です。

いずみ光さんは、『北町南町かけもち同心』や『さきのよびと ぶらり笙太郎江戸綴り』で注目される新進時代小説家。

老中というと、幕閣の中枢にあり、非情さを兼ね備え、ときには権謀術策もいとわない政治の立役者のイメージがありますが、「泣き虫老中 遠山備前」は、涙もろい人情家というギャップをもつ筆頭老中遠山備前が市井の事件を解決していく人情市井シリーズです。

筆頭老中の遠山備前守清流は、人情家で、民の意見に真摯に耳を傾け、民と触れ合い、民と同じ目線に立って政を行う、幕閣でも特異な存在。腹心で、徒目付の伊佐健吾と風吹蓮三郎と、江戸の平穏を守ることにつとめていた。
だが、その安らぎを破る事態に。立て続けに無宿者が辻斬りされる事件が起こった。捜索に入った健吾と蓮三郎から、迷いのない鋭い刀傷から、ただの辻斬りではないという報告を受けた遠山備前。
一方、町飛脚の少年が担ぐ挟み箱が、中に入れていた五両とともに強奪される事件も起こり、遠山備前の耳に入る……。

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『泣き虫老中 遠山備前 上意討ち』
『北町南町かけもち同心』
『さきのよびと ぶらり笙太郎江戸綴り』

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