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凄惨な事件、息子の無実を信じる母と女たち。松本清張賞作家の最新作

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風待心中松本清張賞作家の山口恵以子(やまぐちえいこ)さんの最新時代小説『風待心中』(PHP研究所)が単行本で刊行されました。

早くに夫を亡くし、仕立物で生計を立てるおせいの生き甲斐は、“鳶が鷹を生んだような”息子の真吉。将来を嘱望される蘭方医の卵で母親思いの孝行息子だ。黒船来航以来大事件が続き騒然とする安政年間。折しも連続する幼女殺人事件が江戸の町を震撼させる中、真吉は人殺しの罪で捕縛されてしまう。息子の無実を信じるおせいと、真吉を慕う女たちは……。

山口さんは、2007年に『邪剣始末』でデビューし、戦時下の上海を舞台にした『月下上海』で、2013年に第20回松本清張賞を受賞した新進作家。苦節35年、社員食堂に勤務のかたわら作家になったことでも話題になりました。

葉室麟さん、梶よう子さん、村木嵐さん、青山文平さんら、錚々たる実力派の時代小説家を輩出している、松本清張賞受賞。一気読みが期待できる作品です。

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『風待心中』(単行本)
『月下上海』(文春文庫)
『邪剣始末』(文春文庫)

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