アダム・カバットさんの『妖怪草紙 くずし字入門』を入手しました。
本書では、草双紙に使われている仮名86文字と漢字69文字を取り上げて、外国語を初めて学ぶときのように、基本的なくずし字やそのバリエーションを順を追って説明していきます。しかも、妖怪の出てくる草双紙から、ユーモアあふれる「妖怪」たちが勉強のナビゲーターを務めてくれるので、楽しく学習ができます。
江戸の草双紙に登場する愉快な妖怪たちをナビゲーターに、楽しくくずし字解読術が学べます。カバット先生秘伝の「ステップアップ方式」で基本文字150を確実にマスターできる、ユニークなくずし字入門書です。
これまで時代小説をたくさん読んできて江戸に親しんできましたが、仮名のくずし字がさっぱり読めません。江戸の庶民が読んでいた草双紙すら読めないことを、常々残念に思っていたので、本書を見つけたときは宝物を手に入れた気分でした。
今年は、くずし字の基本を習得したいと思います。
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『妖怪草紙 くずし字入門』