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世間知らずの公家の姫様が借財を抱え、商人(あきんど)に

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あきんど姫様若月ヒカルさんの『あきんど姫様』が宝島社文庫より刊行されました。

公家の二条院家の姫・桜子は、京の町で買い物すらしたこともなく育った世間知らずだったが、家には全く金がなくさらに百二十両の借財があることを知る。しかもその中の六十両は返せない場合、自身が遊女になることを承知してしまう。金策に窮した桜子は「商人(あきんど)」になることを決意するのだが……。

若月さんは、「わかつきひかる」「若月凛」名義で、時代小説からライトノベル、官能小説まで幅広く活躍されています。時代小説では、『おいらん同心捕物控』(わかつきひかる名義)、『公家姫挿し花屋控帳』があります。

公家の姫様が、算盤片手に金儲けの知恵を絞るという設定、公家と商家の生活習慣のギャップに興味が湧きます。

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『あきんど姫様』
『おいらん同心捕物控』(富士見新時代小説文庫)
『公家姫挿し花屋控帳』(白泉社招き猫文庫)