言語学者大槻文彦さんの評伝である『言葉の海へ』で大佛次郎賞を受賞し、『雪古九谷』などの時代小説も書かれた、作家の高田宏さんが、肺がんのため11月24日に死去されました。83歳でした。謹んでご冥福をお祈りします。
髙田さんは、京都市出身で石川県加賀市育ちで、雑誌やPR誌の編集者を経て、作家になられました。『雪古九谷』は、江戸初期に、加賀国大聖寺藩でつくられた彩色磁器「古九谷」をモチーフにした長編小説です。昔、読んで感動した時代小説の一つでした。
12月2日の朝刊に訃報が載っていて知りました。
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『雪古九谷』(学陽書房・人物文庫)