12月20日に、日本文学振興会より、第150回直木賞の候補作6編が発表されました。時代小説では、朝井まかてさんの『恋歌(れんか)』と伊東潤さんの『王になろうとした男』、万城目学さんの『とっぴんぱらりの風太郎』の3編がノミネートされました。
伊東さんは、第146回(『城を噛ませた男』)、第148回(『国を蹴った男』)、第149回(『巨鯨の海』)3回連続、4回目の候補になります。
万城目さんは、第137回(『鹿男あをによし』)、第141回(『プリンセス・トヨトミ』)、第143回(『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』)に次ぐ4回目の候補ですが、時代小説作品では今回初めてです。
注目は、今回初候補の朝井まかてさん。『恋歌』は、樋口一葉の歌の師匠として知られ、明治の世に歌塾「萩の舎」を主宰していた中島歌子をヒロインに描く幕末時代小説。「本屋が選ぶ時代小説大賞2013」も受賞しています。
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