天正遣欧使節団の千々石ミゲルの生涯を描いた『マルガリータ』で第17回松本清張賞を受賞した、村木嵐さんの『雪に咲く』(PHP研究所)が単行本で発売になりました。
越後高田藩の筆頭家老・小栗美作を主人公にした時代小説です。藩主・松平光長の継嗣をめぐる御家騒動「越後騒動」の中心人物ということから、これまで悪家老のイメージが強かった小栗ですが、この作品では、どのように描かれるのかとても気になります。
作者の村木さんは、会社勤務を経て、司馬遼太郎家の家事手伝いとなり、現在も夫人の福田みどりさんの個人秘書を務めていらっしゃるというプロフィールも注目しています。
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