『等伯』で第148回直木賞を受賞し、戦国時代を舞台にした多くの時代小説で知られる、安部龍太郎さんの最新歴史エッセイ集、『安部龍太郎 「英雄」を歩く』が、日本実業出版社から発売になった。
この本の編集に、微力ながら協力させていただいく機会を得た。ということで、出版元から献本いただいた。
「小説を書く時には、舞台となった土地にできるだけ足を運ぶことにしている。主人公が生まれ、育ち、歴史に名を残す活躍をした場所に立てば、史料だけでは分からない多くの真実が見えてくる」(『安部龍太郎 「英雄」を歩く』P.1より)
はじめにの「旅と歴史と物語」で著者が記しているように、自身の作品の舞台となった地をたどる歴史エッセイで、安部さんのファンの方はもちろん、歴史ファンや史跡歩き好きにたまらない一冊になっている。