『文蔵 2013.7』(PHP研究所・PHP文芸文庫)の今号の特集はぎすぎすした世の中だからこそ読みたい一冊 心がほっこりする“なごみ系”小説。
ブックガイドは、エンタメ編、ミステリ編、時代小説編、文豪作品編に分けて“なごみ系”小説を徹底解説する。時代小説編でガイド役をつとめるのが大矢博子さん。妖怪もの、美味しい料理もの、市井人情もの、武家青春ものなど、おすすめの作品を押さえていて好感が持てるラインナップだ。畠中恵さんと森見登美彦さんのインタビューも収録されている。
「話題の著者に聞く」のコーナーでは、古代史小説で注目される、澤田瞳子(さわだとうこ)さんのインタビューを掲載。持統天皇とその時代を描いた新作『日輪の賦』について語っている。