谷津矢車さんの『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』を時代小説ブックガイドにアップしました。
禁裏から許しを得て、町衆向けの扇絵制作の特権を持つ狩野家に生まれた源四郎。小さい頃から絵筆をとりながらも、狩野派の伝統や常識にとらわれまいと足掻く若者の苦悩と成長を描く、戦国時代を舞台にした芸道小説。
作者の谷津矢車さんは、1986年生まれで、第18回歴史群像大賞優秀賞を受賞。本作が小説デビュー作。次回作が楽しみな新人の登場である。
(更新日:2013年3月31日、全1131タイトル)⇒「時代小説ブックガイド・目次」)