今月も『文蔵 2013.2』(PHP研究所・PHP文芸文庫)が家に届く。
今号の特集は、吹奏楽、合唱、バンドなどを扱った青春小説から、音楽が謎解きの鍵を握るミステリーまで、メロディーや歌声が聞こえてくるような音楽小説の名作12作品をガイドする。
あわせて、音楽を題材にした音楽小説を書かれている、奥泉光さん、越谷オサムさん、宮下奈都さん、初野晴さん、中山七里さんのインタビューを収録。
時代小説では、村木嵐さんの「雪に咲く」と火坂雅志さんの「鬼神の如く」が連載中。2012年に、第七回小説現代長編新人賞を『玉兎の望』で、第四回朝日時代小説大賞を『無名の虎』で、ダブル受賞し、時代小説の世界にデビューした仁志耕一郎さんのインタビューが掲載されている。