@jidaishow: 巴之丞が演じる、安珍清姫の芝居を見た、おろくが後日、清姫の気持ちについて巴之丞に尋ね、「ろくには、色だの恋だのというのは恐ろしく思われてなりません。どんなに考えても、よくわからないのです」と言う場面が印象的。作者の心理描写と物語構成の見事さに触れられる。
2011-09-02 22:49:27 via web
@jidaishow: 『寒椿ゆれる』は、シリーズ4作目ということで、千蔭を支える脇役たちがそれぞれ個性を見せて活躍し、物語に奥行きを与えている。さらに、今巻では、千蔭の見合い相手として登場する、奥右筆組頭の娘・おろくが魅力的だ。算術に長けていて、一瞬見たものを記憶している眼のよさも持っている。
2011-09-02 22:41:07 via web
@jidaishow: 近藤史恵さんの『寒椿ゆれる』を読んだ。南町奉行所同心の玉島千蔭が活躍する「猿若町捕物帳」シリーズの第4作目。連作形式で3つの捕物話を収録している。若手人気女形の水木巴之丞や吉原の花魁・梅が枝らが事件の解決に手を貸す、華やかな傑作捕物小説。
2011-09-02 22:36:37 via web
コメント