最近、外での待ち時間が増え、混雑した電車に乗る機会が増えたことから、iPhoneで何か読みたいという欲望がフツフツと湧いてきている。電子書籍を読めばいいのだが、時代小説はまだ紙で読みたい派でもある。
そんな折に、「もういちど読む山川日本史」がiPhone/iPad版アプリ(イマジニア制作・1200円)として出ていることを知って、早速ダウンロードしてみた。
単行本の『もういちど読む山川日本史』がベストセラーになっていたことは知っていたが、まだ読んでいなかった。
iPhoneアプリで「山川日本史」を読むメリットを考えてみた。
1.いつでも持ち歩ける
時代小説を読んでいて、歴史の教科書でどのように書いてあるか、確認したかったり、時間が空いてちょこっと読み返してみたかったりするときに、iPhoneに「山川日本史」のデータが入っていると便利だ。
iPhoneでスクリーンショットを撮ってみた。
左は貞享暦を作った渋川春海について記述されている箇所で画像も掲載されている。右は大坂の蔵屋敷について触れられているページだ。(ページの右上の赤いのはしおり機能だ)
2.索引、キーワード検索できる
古い時代から順番にページを繰っていかなくても、気になる人物や事件、ことばから検索して、記述されている本文にアクセスできるのも、電子書籍ならではの特長。
索引のあ行の箇所
3.年表から本文にアクセスできる
巻末の年表からも本文にアクセスできるのがいいところ。
「山川日本史」というコンテンツ時代が魅力的で、大人になって読むと、マクロに時代を押さえながら、重要事項をコンパクトに要領よくまとめられているのが実感できる。「江戸文化歴史検定」の対策にも使えそうだ。何よりもいつも「山川日本史」を携行できるのがうれしいところ。
欲をいえば、iPhoneで読むアプリについては、1ページの文字数を減らして、その分文字を大きくしてもらえると、もっと読みやすくなるのだが…。これについては、レイアウトの変更とePubなどデータ形式の問題があるので、すぐには難しいかもしれないが、今後に期待を込めて。(ぼくがiPad2を買えれば問題解決なんだがなあ。)