今日(2010年4月9日)の朝日新聞・朝刊に、作家や脚本家として活躍された星川清司さんの訃報が2段抜きで掲載されていました。比較的大きめな扱いになっていたのは、星川さんが亡くなられていたのが2年近く前の2008年7月25日で、本人の意思でその死が伏せられていたことと、年齢を5歳若くサバを読んでいて直木賞の最高齢受賞者だったことからです。
星川さんは、市川雷蔵主演の「眠狂四郎シリーズ」の脚本や、『小伝抄』や『櫓の正夢―鶴屋南北闇狂言』などの芸事の世界を舞台にした時代小説で知られています。残念ながら、その時代小説作品は絶版になっています。寡作でマニア受けする書き手のせいか、古本はAmazonのマーケットプレイスでもプレミアム価格になっているようです。
コメント