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2008-11

捕物

明治の「かわせみ」を読む

『華族夫人の忘れもの』が発売されたのを機に、遅ればせながら、『新・御宿かわせみ』を読んだ。江戸の「御宿かわせみ」の最終巻である、『浮かれ黄蝶(うかれきちょう)』も読んでいなかったこともあるが、登場人物たちの変貌ぶりに、幕末維新の激動ぶりを改...
歴史読み物

江戸時代を探検するためのガイドブック

山本博文さんの『江戸時代を“探検”する』を読んだ。江戸文化歴史検定の受検前に読み始めた本だ。山本さんは、『江戸お留守居役の日記』や『将軍と大奥 江戸城の“事件と暮らし”』の著者として知られる。 江戸時代を“探検”する (新潮文庫) 作者: ...
市井人情

赤まんま―せつなくて愛おしい江戸の男女たち

北原亞以子さんの『赤まんま』を読んだ。「慶次郎縁側日記」シリーズの第八弾である。「三日の桜」「嘘(うそ)」「敵(かたき)」「夏過ぎて」「一つ奥」「赤まんま」「酔いどれ」「捨てどころ」の8篇を収録している。 赤まんま―慶次郎縁側日記 (新潮文...
江戸

新旧・徒目付の親子が活躍する痛快もの

小林力(こばやしりき)さんの『父子目付勝手成敗(おやこめつけかってせいばい)』を読んだ。小林さんは、前作『旋風喜平次捕物捌き(つむじきへいじとりものさばき)』で文庫書き下ろしデビューした、新進作家。カバーのプロフィールによると、1926年、...
江戸検

チョー悔しい、江戸文化歴史検定

今年も江戸文化歴史検定を受検してきた。自己採点では、前回と同じ78点で、またしても1級には手が届かなかった。冷静になって考えると、あと4問ぐらいは正解にできた気がするだけに悔しい。 【91】13代将軍家定の3番目の正室・敬子は、家定の死後に...