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新しい作家の作品に出会う楽しみ

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『文蔵 2008.9』が家に届いた。特集は、没後75年 今、読み直したい「宮沢賢治」。9月21日に没後75年を迎える宮沢賢治の作品世界を紹介している。作品ガイドと人物コラム、北村薫さん、大林宣彦さんへのインタビューなどで構成されていて、この機会に読み直してみたい人におすすめ。

宮沢賢治というと、数年前に岩手・花巻にある宮沢賢治記念館を訪れたことが思い出される。

宮沢賢治記念館

http://www.miyazawa-kenji.com/kinenkan.html

さて『文蔵』には、時代小説の連載があって気に入っている。今号では、あさのあつこさんの「当世侠娘物語◎ガールズ・ストーリー」、中村彰彦さんの「花ならば花咲かん」、火坂雅志さんの「鬼神のごとく」、山本一力さんの「献残屋佐吉御用帖」、高橋克彦さんの「風の陣」、鯨統一郎さんの「鬼姫捕り物控え」が掲載されていて時代小説ファンとして読み応え十分だ。

そんな中で、新連載として加治将一(かじまさかず)さんの「闇の維新」が始まった。『あやつられた龍馬』、『幕末 維新の暗号』などの作品を書かれているが、今まで未読の作家だったので、その作品の世界に触れるにはよい機会だった。初めての作家の作品と対峙すると、どのように展開するのか、どんなスタイルやテーストを持っているのか、量りながら手探りで読み進めることになり、読後に大きな感動をもつことも少なくなく、自分にとっては楽しい作業である。

あやつられた龍馬―明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン

あやつられた龍馬―明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン

幕末 維新の暗号

幕末 維新の暗号