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やっと『江戸博覧強記』を読み終わる

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「江戸文化歴史検定」の1級問題の約5割が出題されるという公式テキスト『江戸博覧強記』を最後まで読み終わる。406ページから構成される江戸の教科書といった趣きの本だ。

本書の構成は以下の通り。

第一章 江戸幕府

1 幕藩体制

支配の構造

支配の組織

2 幕府と大名

幕府との関係

参勤交代

藩邸の営み

第二章 将軍と江戸城

1 江戸城

江戸城築城

江戸城の運営

2 将軍と大奥

将軍の一生

将軍の一年

将軍の一日

大奥の生活

第三章 武家の営み

1 幕臣の身分と仕事

幕臣の身分

幕臣の仕事

幕臣の家来と奉公人

2 幕臣の生活

幕臣の一生

幕臣の一年

幕臣の一日

幕臣の家族

3 江戸詰勤番武士の生活

勤め

暮らし

第四章 江戸の営み

1 町のハード

都市構想

流通と交通

ライフライン

2 町のソフト

町の仕組み

警察と裁判

3 江戸の生業

商人

職人

さまざまな生業

第五章 江戸の暮らし

1 町人の暮らし

町人の一生

町人の一年

日々の暮らし

2 行楽と盛り場

祭礼と寺社での興行

江戸庶民の行楽

遊廓

3 衣食と趣味

グルメ

ファッション

嗜好品と趣味

第六章 文化と芸能

1 文化

絵画

工芸

文芸

出版

2 芸能

芝居

演芸

第七章 学びと学問

1 学びの場

官学

藩校と私塾

寺子屋

2 学問と思想

儒学と国学

蘭学と科学

江戸時代の諸思想

第八章 地方の暮らし

1 藩の経営

藩の財政

藩政改革

2 村の社会と生活

村のシステム

村の生活

3 村の生業

農村の暮らし

漁村の暮らし

山村の暮らし

第九章 旅と諸国

1 街道と旅の実際

旅の環境

庶民の旅の実際

旅の目的

2 外国との接点

四つの口

日本と外国の眼

江戸というよりは、江戸時代全般、近世史のお勉強といった要素が濃く、単なる時代小説好きとしては、正直言って最後まで読み通すことが大変だった。でもそのおかげで、今まで点と点の関係だった江戸に関する知識が線につながった感じがする。2級の勉強は知的な楽しみが多かったが、1級ともなると専門性が高くなり、難易度は急上昇している。しかも、本文以外にも図表がふんだんに掲載されているのもクセモノである。

ああ、11月4日に検定を受けることになるが、もう一度最初から読み直す気にはなれないので、ジタバタしないで時代小説で培った江戸力でチャレンジしよう。