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江戸文化歴史検定受検に役立ちそう

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江戸研究家の安藤優一郎さんから、監修と執筆を担当された『カラー版徹底図解 江戸時代』をいただいた。歌川広重の浮世絵「江戸名所百景」や斎藤月岑・長谷川雪旦の「江戸名所図会」、尾張屋板の古地図を使って、江戸の町並や人々の暮らし、名所案内や四季の風物を取り上げた図解江戸入門書。

浮世絵などの図版を駆使していることもあり、全ページがカラーで文字も大きくてわかりやすい。安藤さんや古谷久子さんの解説文も簡潔で的を射ていて江戸の基礎知識が頭に入ってくる。11月4日に実施される江戸文化歴史検定の受検準備に役立ちそうな一冊である。とくに三級向き。

本書の構成

第一章 「切絵図」「鳥瞰図」で見る 大江戸の町並み

第二章 「御江戸大絵図」で知る 大江戸の町割り

第三章 「浮世絵」に見る 大江戸の盛り場

第四章 「江戸名所図会」で知る 大江戸名所案内

第五章 「名所江戸百景」などで見る 大江戸歳時記

第六章 「浮世絵」で知る 大江戸事件簿

第七章 「江戸名所図会」より 大江戸名所控

斎藤月岑・長谷川雪旦の「江戸名所図会」を使って、江戸の名所を紹介しているところがよいと思う。「江戸名所図会」は墨一色の線画だが、きれいに彩色(塗り絵)をしたり、三次元立体風にCG加工したりできたら、セカンドライフっぽくバーチャルに江戸を表現できて若い人にもわかりやすくなると思う。