市井人情 関前だから「鯖雲」? 佐伯泰英さんの『鯖雲ノ城』を読んだ。『野分ノ灘』と同時刊行された「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズの第21弾だ。われらが坂崎磐音はおこんさんと一緒に、故郷の豊後関前に到着。明和九年(1772)に起こった悲劇以来五年、藩を離れてから二度目の帰郷... 市井人情江戸痛快