浅黄斑さんの『火蛾の舞』を読み始めた。『山峡の城』に続く「無茶の勘兵衛」シリーズの第2弾である。浅黄さんはミステリー畑の人だが、このシリーズの前作や『芭蕉隠密伝―執心浅からず』などの時代小説も気に入っている。主人公のキャラクター造形がしっかりしている点と、江戸の事物などのディテールも大切にされている点、読み味がいい点などで注目している。
![火蛾の舞―無茶の勘兵衛日月録〈2〉 (二見時代小説文庫) 火蛾の舞―無茶の勘兵衛日月録〈2〉 (二見時代小説文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51QFN5ZHYZL._SL160_.jpg)
- 作者: 浅黄斑
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 文庫
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
![山峡の城―無茶の勘兵衛日月録 (二見時代小説文庫) 山峡の城―無茶の勘兵衛日月録 (二見時代小説文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51BPE3JF4JL._SL160_.jpg)
- 作者: 浅黄斑
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2006/04/25
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
![芭蕉隠密伝―執心浅からず (ハルキ文庫―時代小説文庫) 芭蕉隠密伝―執心浅からず (ハルキ文庫―時代小説文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/514BABYRJYL._SL160_.jpg)
- 作者: 浅黄斑
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2005/01
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
今回は、「無茶勘」こと、落合勘兵衛が越前大野から、主君の御供番として江戸へやってくる。江戸で、「山路亥之助を討て」という、秘命が下される。山路は先の銅山不正事件で目付を斬り大野藩を逃亡した男である。今回の勘兵衛の活躍やいかに……。
文庫の新刊情報をチェックして、Webに新刊情報を掲載しているが、二見時代小説文庫だけは、いつもチェックから漏れてしまうなあ。