北原亞以子さんの『脇役 慶次郎覚書』を入手した。「慶次郎縁側日記」シリーズの番外編的な位置づけの作品だ。「仏の慶次郎」の異名をもつ南町奉行所の元同心で、現在は酒問屋山口屋の寮番として根岸に隠居中の森口慶次郎。今回は、その慶次郎を支える「脇役」たちが主役の連作集で、ファンには何とも楽しみなところだ。
- 作者: 北原亞以子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/09/28
- メディア: 文庫
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さて、文庫の帯によると、NHK木曜時代劇として、10月12日(木)より「慶次郎縁側日記3」が放送されるそうだ。高橋英樹さんが、主役の慶次郎を演じるほか、安達祐実さん(皐月)、奥田瑛二さん(吉次)、石橋蓮司さん(佐七)らおなじみのメンバーが戻ってくる。こちらもちょっと楽しみ。
NHK木曜時代劇
NHKドラマニュース
コメント
北原亞以子さんの慶次郎縁側日記シリーズ大好きです。 読んでみると慶次郎や佐七、吉次だけでなく生き生きとした脇役がこの小説の魅力なんですね。
テレビの方は深刻で暗い話ばかり選んでやっているような気がするのですが….
配役に関しては目を見張るような美男のはずの晃之助に意義あり!です。
本は好きで前から呼んでいたのですが、テレビでは石橋蓮司さんがいい味出してますね。
「三姉妹」読んだ時になんて濃い話だろう、ドラマ化したらどんなキャスト? 無理だろうなぁと思っていましたが、今日の予告編で、中原ひとみ、淡路恵子がいて、
あとひとりは「お江戸でござる」に出ていた角替和枝らしいと知り、原作に劣らず地味豪華で楽しみです。
NHK木曜時代劇のHPで確認しましたが、確かに角替和枝さんですね。ちなみに角替さんは、柄本明さんの奥様です。