市井人情 江戸の庶民のバイタリティー 出久根達郎さんの『安政大変』を読み終えた。大災害を描いているので、ちょっと哀しい物語や悲劇性のある話が多い。そんな中で、最後に収録された「玉手箱」はファンタスティックな作品で、読了後の余韻が快い。 安政大変 (文春文庫) 作者: 出久根達郎... 市井人情江戸