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秋近し、時代小説の季節

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朝日新聞朝刊の広告を見ていたら、「小説新潮」と「小説現代」の9月号でともに時代小説特集を組んでいる。

「小説新潮」9月号は以下のようなラインナップ。

特集 技あり! 時代小説

剣豪、人情、好色……幅広き魅力をここに結集!

温泉地での浮気心と恋の妙薬

◆辻原 登/有馬

「時代」に取り残されることのせつなさよ

◆松井今朝子/果ての花火―銀座開化事件帖―

新鋭が放つ、快笑人情小説

◆西條奈加/善人長屋

お待ちかねのシリーズ、再登場!

◆諸田玲子/ぎぎゅう―お鳥見女房―

壮年武士の矜持、そして迷い

◆乙川優三郎/晩秋―露の玉垣―

目の前にいるのは父を殺した男

◆北原亞以子/月明かり(一)―慶次郎縁側日記―

注目は、「しゃばけ」ワールド大図鑑で、

◆畠中 恵ロングインタビュー

シリーズ全作品&登場人物徹底ガイド

あやかしギャラリー

「鳴家」の描き方教室 ぬりえ付き/絵師 柴田ゆう

◎「しゃばけ」公式ホームページ

しゃばけ倶楽部~バーチャル長崎屋~

http://book.shinchosha.co.jp/shabake/index.html

一方の「小説現代」9月号は、「全部読切り 好色時代小説特集」。

http://shop.kodansha.jp/bc/books/bungei/gendai/

こちらの掲載作品は以下の通り。

◆花村萬月/悪萬

◆岩井志麻子/カナオヤとカナコの黄昏の散文

◆東郷隆/偃息図

◆勝目梓/振袖地獄

◆阿部牧郎/借り腹

◆阿井渉介/いろいろ源内

◆小杉健治/比丘尼宿の女

◆佐江衆一/木更津余話

◆藤原緋沙子/結葉

そのほかに宮部みゆき、平岩弓枝、逢坂剛らの連載がある。

※以上、敬称略

文芸誌のよいところは、いろいろな作家の味をちょっとずつ味見できるところ。新しくお気に入りの作家を作りたい人におすすめだ。

さて、秋風が吹き始めると、時代小説が恋しくなる。今年は何を読もうかな。

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