先月ぐらいから読み終えた本を処分しようと思っている。ずっと、近所にある妻の実家に預かってもらっていたのだが、手狭になってきてスペースを作る必要が出たからである。
トランクルームを探したが近所のものは満室で、電車で3駅ほど離れたところに物件は見つかった。必要なスペースを借りるとしたら、1万3千円/月と初期費用6千円といったところ。年間15万円ぐらいの出費になる。
妻に相談すると、4年間に一度も預けている本を読み返したところを見たことがないけど、
・なんのために保管しているの?
・その本は本当に重要なの?
・ずっと、保管しなければいけないものなの?
・必要になったら、再度入手できないの?
・あなたの実家にまとめて送れないの?
うーむ、鋭い。スパッと答えられない。「将来必要になるかも」というのは、費用対効果という面では根拠が薄弱すぎる。「愛着がある」というのもジコチューだし、田舎の実家に送ったら、読みたいと思ってもなかなか読むことはできないし。
かといって、安易に廃棄処分するのもなあ。「必要なページだけ切り取って、あとは捨てたら」って言われても、雑誌じゃないからそんなことはできないし。本のことを考えたら、別の人に読んでもらうのが一番いいかも。
そんなわけで、神保町にある時代小説専門の古書店の「海坂書房」さんに、まとめて引き取ってもらおうと思っている。さて、処分するにあたって、「要保存」と「処分本」の整理が必要。PCで管理している蔵書ファイルもメンテしなきゃ。けっこう大仕事だなあ。
海坂書房
海坂書房(うなさかしょぼう)は、藤沢周平さんの小説の舞台「海坂藩」に由来するネーミングだ。
海辺に立って一望の海を眺めると、水平線はゆるやかな弧を描く。
そのあるかなきかのゆるやかな傾斜弧を海坂と呼ぶと聞いた記憶がある。
(『小説の周辺』より)
本の整理は今週末にやろう。あっ、その前に「ゆうパック」で送れるように段ボールを調達しなきゃ。
- 作者: 藤沢周平
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1990/01/01
- メディア: 文庫
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