近年、日本人のアイデンティティーや、そのライフスタイル、エコロジー意識の高まりなどから、江戸の良さを見直す動きが盛んになっている。江戸の情緒や史跡を訪ねる町歩きも流行っている。江戸への関心が高まる中で、「江戸歴史文化検定」が2006年秋よりスタートするそうだ。
試験は、江戸東京博物館を主体とする江戸文化歴史検定協会の主催で行われる。公式テキストは、小学館より2006年春に刊行されるということだが、まだ出ていないようだ。
現在は発表されている要項は以下の通り。
第1回江戸文化歴史検定
・2006年秋実施
・会場 都内大学キャンパス
・試験内容 江戸時代の歴史・文化を中心に様々なジャンルから出題。
・実施級 3級・2級(第2回より1級を追加)
江戸文化歴史検定終了のご案内 | 小学館
江戸文化歴史検定は2020年の第15回をもって終了いたしました。多くの方に受検していただき、ありがとうございました。
↑公式サイトは小学館プロダクションのドメイン内にある。
サイトでは、問題例が3題紹介されている。
そのうちの一つは「江戸時代の花火はどんな色だったでしょうか?」という問題だった。
選択肢:(1)赤 (2)黄 (3)緑 (4)白
答えは(1)赤。当時の花火は主に塩硝と硫黄を原料にしていて、その炎の色が赤だったそうだ。花火を描いた錦絵を見ているか、化学で習った炎色反応を覚えていれば解けそうな問題。何級レベルの問題なのかは不明だが……。
会社の同僚から教えてもらった情報だが、時代小説で培った(はずの)江戸雑学が役立つかどうか、試してみたい気がする。
『江戸時代小説はやわかり―江戸の暮らしがよく分かる』には、江戸時代の情報知識講座や錦絵で東都名所ガイドも付いているので、参考書になるかもしれない。
江戸時代小説はやわかり―江戸の暮らしがよく分かる (時代小説シリーズ別冊)
- 作者: 人文社編集部
- 出版社/メーカー: 人文社
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
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