伝奇 裏柳生が登場する時代小説 今日も、高妻秀樹さんの『胡蝶の剣』を読んでいる。主人公のタイ捨流の剣豪・森本一房の前に、柳生宗矩の命を受けた柳生五郎右衛門宗俊(石舟斎の四男の柳生五郎右衛門宗章ではない)が率いる裏柳生が立ちはだかる。時は、慶長十五年三月、豊臣秀頼が伏見にて... 2020.05.09 伝奇剣豪江戸
伝奇 歴史群像大賞と時代小説の賞 高妻秀樹さんの『胡蝶の剣』を読んでいる。この作品を入手したのは、主人公がタイ捨流の剣豪という設定が楽しみだったこともあるが、「第11回歴史群像大賞受賞」という帯のコピーが気になったことが大きい。プロフィールによると、作者の高妻さんは、195... 2020.01.14 伝奇剣豪文学賞江戸
伝奇 タイ捨流の剣豪ヒーロー登場 高妻秀樹さんの『胡蝶の剣』を読み始めた。主人公の森本右近太夫一房(もりもとうこんのたいふかずふさ)は、時代小説のヒーローでは珍しいタイ捨流(作中では体捨流の表記)の剣豪。タイ捨流の流祖の丸目蔵人佐(まるめくらんどのすけ)藤原長惠(ふじわらな... 2019.10.06 伝奇剣豪江戸
戦国 戦国武士のエリート、母衣衆 司馬遼太郎さんの『功名が辻』を読んでいる。長浜城主となり、京都にも屋敷を構える山内家の門前に捨て子があり、千代と一豊が育てることになるシーンが描かれていた。 ある朝、山内家の京都屋敷で小さな変事があった。 門番が朝、門前を清めるために出てみ... 戦国
ドラマ 大河ドラマの原作を考える 今年のNHKの大河ドラマの原作『功名が辻』を読み始めた。司馬遼太郎さんには晩年の国民作家としての偉い人というイメージをもっていて長らく敬遠していた。ようやくここ数年、肩に力を入れずに、司馬作品と向き合えるようになってきた気がする。歳を重ねて... 2020.01.12 ドラマ室町戦国