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2006-01

剣豪

鍵屋の辻の決闘について

前日に続いて『天下騒乱 鍵屋ノ辻』を読んでいる。荒木又右衛門の「鍵屋の辻の決闘」を幕藩体制の確立とあわせて描く傑作である。 「鍵屋の辻の決闘」について少し書いてみたい。 岡山藩藩主池田忠雄の寵愛の小姓渡辺源太夫が藩士河合又五郎に殺害し、江戸...
剣豪

旗本vs.外様大名、勝ったのはどっち?

今、池宮彰一郎さんの『天下騒乱 鍵屋ノ辻』を読んでいる。この物語を読んでいると、江戸初期の幕府の統治方針や武士たちの処世観がよくわかり興味深い。140年にわたる戦国時代の終焉がもたらしたものとは何か? 作者の池宮さんは、戦がなくなることによ...
作家

藤沢周平さんの初期の時代小説発見

1月11日の朝日新聞の夕刊に、1997年に亡くなられた藤沢周平さんの無名時代の作品で所在が確認できなかった短編時代小説が13編発見された、というニュースが載っていた。作品は、1962年~64年にかけて時代小説雑誌に掲載されたものだという。今...
人物

武士の名前と偏諱

海道龍一朗さんの『真剣―新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱』を読んでいて、偏諱(へんき)のことが出てきた。『広辞苑』によると、「諱」は名の意味で、貴人などの2字以上の名のうちの1字のこと。将軍や大名などが、家臣の功ある者や元服の際などに名の1...
人物

荒木又右衛門と天下騒乱

ようやく、池宮彰一郎さんの『天下騒乱 鍵屋ノ辻』を読み始めた。テレビ東京系の新春ドラマで「天下騒乱 徳川三代の陰謀」を見られた方もいると思う。私は、見逃してしまった。村上弘明さんが荒木又右衛門を演じていたので、見てみたいと思っていたのだが…...