シェア型書店「ほんまる」で、「時代小説SHOW」かわら版を無料配布

2005-10

市井人情

慶次郎縁側日記と根岸

先週金曜日よりNHK金曜時代劇で「慶次郎縁側日記2」の放送(連続10回)が始まったが、またしても初回を見逃してしまう。高橋英樹さんが主演のシリーズだが、脇を固める遠藤憲一さん(手先の辰吉役)、石橋蓮司さん(寮の飯炊き・佐七役)の演技がとくに...
幕末維新

会津人の誇りと戊辰戦争

戊辰戦争を描いた時代小説は白虎隊の話など、悲惨そうで食わず嫌いのところがあった。そんな苦手意識を変えてくれたのが、中村彰彦さんの時代小説。会津藩士たちの生き様の過酷さを感情的に描くのではなく、史料を丹念に掘り起こして美しい小説に紡ぎ出してい...
お知らせ

隠居生活と「大人のブログ探訪」

日経BP社の「セカンドステージ」の「大人のブログ探訪」で、「ほぼ日刊時代小説SHOW」のことを掲載していただいた。このサイトは、今年6月からプレオープンした45歳以上の方をメイン読者とした「おとな」向け生活設計サイト。 子どもの独立、近づく...
市井人情

極上の時代小説をごちそうさま

今朝のめざましTVを見ていたら、山田洋次さんの時代劇第三弾「武士の一分」は木村拓哉さん主演に決まった。今回の原作も藤沢周平さんで、『隠し剣秋風抄』に収録された短編「盲目剣谺返し(もうもくけんこだまがえし)」だそうだ。 新装版 隠し剣秋風抄 ...
江戸

闇の請負人“裏人”が悪を斬る

花家圭太郎さんの『無用庵日乗 上野不忍無縁坂』を読了。池波正太郎さんの「藤枝梅安」シリーズを想起させる、裏社会の仕掛け人(本作品では裏人)の元締・治兵衛が主人公。 池波作品では、「ツル」とか「仕掛け」とか「おつとめ」とか独自の言葉が使われ、...