昨年の夏、長野県上田へ旅行し、池波正太郎真田太平記館を訪れた。池波正太郎さんのファンとしては、浅草の池波正太郎記念文庫と並んで聖地のような場所だ。真田太平記館で展示を見ていて、地図が付いていたらきっと作品の舞台をたどってみたくなるだろうなあと思った。
そんな願望がかなう本が出た。『古地図で散策する 池波正太郎 真田太平記 (時代小説シリーズ)』がそれだ。表紙には『週刊朝日』連載時の挿画、風間完さんのものが使われていて懐かしい。物語とシンクロするように、古地図も高遠城から始まり、名護屋城で終わる。真田家の領国であった信濃や上野はもちろん、作品に関連する江戸や京、甲賀のある近江、昌幸、幸村の配流先の紀伊などもカバーしていて興味が尽きない。
解説は、池波さんのお弟子さんである鶴松房治さんが担当されている。このシリーズには、『江戸切絵図にひろがる鬼平犯科帳、雲霧仁左衛門 (時代小説シリーズ)』と『江戸切絵図にひろがる剣客商売、仕掛人・藤枝梅安 (時代小説シリーズ)』もある。
明日から、1泊2日で松本に旅行する予定。松本城を見てこようと思っている。
古地図で散策する 池波正太郎 真田太平記 (時代小説シリーズ)
- 作者: 鶴松房治
- 出版社/メーカー: 人文社
- 発売日: 2005/08
- メディア: 単行本
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池波正太郎真田太平記館
◆池波正太郎真田太平記館◆ - 上田市ホームページ
池波正太郎記念文庫
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コメント
信州上田は母の実家で、私の夏休みは中学生ころまで毎年上田ですごしました。
あの国宝八角三重塔のあるお寺が菩提寺、無言館のそばのお寺で母は戦争中、授業のかわりに農作業をさせられていたそうです。
真田祭りが行われる八代もいい町です。
ボランティアの方がガイドもしていますので、ちょっとおたちよりください。
また私の曾祖母(青木村出身)のお隣の家は東急の創始者五島慶太の実家だったそうです。
なのに・・・真田太平記記念館は行ったことがないんですよねー。
雲の絶間さんも上田が縁の地だったんですね。上田の刀屋というお蕎麦屋さんの真田そばは感動ものでした。真田家の領地だった松代もそのとき訪れました。今回は松本、上諏訪に行ってきました。こちらもなかなかよかったでした。
あら、そうです。松代です。八代は無所属で立候補だって・・・
松本もいいですね。最新ブログも拝見。
刀屋は昔よりおいしくなってます(30年前はひどかった)。